ヨーロッパ、自動車博物館巡り11

自動車遊び 追求人  星埜 道夫

person in pursuit of the pleasure of the car

 

筆者紹介

星埜道夫

略歴

1948年7月生      横浜生まれ 本籍:東京都

0歳~5歳         東京都町田市在住

5歳~中2         埼玉県さいたま市在住

中3~高3        栃木県宇都宮高校在籍

1974年~2008年トヨタ自動車株式会社在籍      

        ・主に海外生産畑を担当、長く海外生活を送る

2008年~2016年  曙ブレーキ工業在籍

        ・研修インストラクターとして人材育成に活躍

2016年~     自動車遊びに専念

        ・(小型高性能車大好きフリーク)

趣味          

   読書、音楽鑑賞、自動車遊び、モノ作り

会社時代のキーワード 

 着眼大局・着手小局

<今回はユーラシア大陸を飛び越えカナダから>

カナダの個人自動車博物館

デトロイトで一日予定が空いたので、レンタカーのナビを探っていたら、デトロイト川を渡ってすぐのカナダ・エセックス州ウィンザーにあるCanadiana & Auto Museum of Essex Countyが出てきたので早速見学に行ってきました。ナビでは国境を超えることが示されなかったのでBorder Controlに出くわしビックリ!「どこへ行くのか?」と問われるもナビの画面しか頼るものが無いのでしどろもろしていると別窓口に誘導され質問攻め。何とか分かってもらって晴れてカナダ領に入ることが出来ました。

<入口>

何だかお城風の建物が入口で敷地内には売値のカンバンを掲げたヒストリックカーが数台鎮座。「間違えたかな?」と心配になりつつ中に入ると、陽気なご婦人が「Hi!」、$12の入場料を払って入場。

<内部の雰囲気>

とにかくギュウ詰め!床面は新旧ビンテージカーで一杯!壁と言う壁にはいろいろな小物が置かれ、天井にもぶら下がり。

<地場系>

トラックを含め良き時代の北米車両が一杯!アルカポネから刑事コロンボまで!生憎筆者は米車の知識が薄く良くわからないけれど、ドラッグレーサー改造など無く自然に古びた姿が好ましく感じます。

<欧州系(だと思う)>

こちらも歴史を刻んだ姿が好ましい。オースティンセブンのBMW版はBMW博物館でも見たような?

<モーターサイクル>

館内入口の近くにホンダダックス、懐かしいホンダCB。車を集めるついでにモーターサイクルも集まってしまったような!

<自転車・モペット>

天井からは自転車とモペットが多数。筆者の目で見ると整理されていないけれど、博物館オーナーの目では整理されているのかな?

<自動車小物>

自動車本体以外にもホーン。ラジオ・スパークプラグなどの小物がガラスケースに一杯。

<自動車小物の続き>

ホィールキャップアやナンバープレートもたっぷり!エンジン単体とかウィンチとか。Fordのキャタピラ改造車の宣伝も(実写もありました)

<ペダルカー>

子供向けと思われるペダルカー。結構飾られてます。

<自動車からちょっと外れる気もしますが>

タイプライター・スピーカーなどのコレクションも一角を占めていました。オルガンとかビートルズとか!筆者自身ももしお金と・場所と・時間があれば集めてしまいそうなものばかり!

<おもちゃ>

ミッキーマウスはともかく忍者タートルまで。現地で育った人は懐かしさで一杯でしょう!

<小物陳列棚>

バッジからミニチュアカーまでなんでもござれ!

<終わりに>

オーナーがブラックホール的に集めたものを何とか館内に収めている感じ。何時間見て回っても飽きないし、展示のためのレストアが全くなされていないので文化をじかに感じることが出来る面白い博物館。クルマを中心に入れ替わっている(売れたら次の車を仕入れてくる)らしく、展示物が古いなりに生きている感じの良い博物館(と言ってよいでしょう)

「自動車博物館」といっても様々!「個人の趣味」が軸のカナダ個人博物館、ブランド軸のポルシェ・ベンツ・BMWなどの博物館、自動車文化軸の日本自動車博物館やトヨタ自動車博物館、旧車商売にくっついたドイツのClassic RemiseやKlassik Sdtadtと考えさせる内容です。前回議論した新型ウィルスを切っ掛けとしたバーチャル博物館の動きと合わせ色々考えさせてくれますね!

因みに最新の様子をインターネットで伺うと展示品もきれいになって如何にも博物館らしくなっています。入口のご婦人が「売りたい」ようなことを言っていましたが、オーナーが変わったのかもしれません。

(2017年10月訪問)

<第11話 完

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