世界自動車博物館巡り 40

自動車遊び 追求人  星埜 道夫

person in pursuit of the pleasure of the car

筆者紹介

星埜道夫

略歴

1948年7月生      横浜生まれ 本籍:東京都

0歳~5歳         東京都町田市在住

5歳~中2         埼玉県さいたま市在住

中3~高3        栃木県宇都宮高校在籍

1974年~2008年トヨタ自動車株式会社在籍      

        ・主に海外生産畑を担当、長く海外生活を送る

2008年~2016年  曙ブレーキ工業在籍

        ・研修インストラクターとして人材育成に活躍

2016年~     自動車遊びに専念

        ・(小型高性能車大好きフリーク)

趣味          

   読書、音楽鑑賞、自動車遊び、モノ作り

会社時代のキーワード 

 着眼大局・着手小局

アウディ博物館訪問記

<手近なドイツの自動車博物館>

ドイツの自動車博物館と言えば、ベンツ博物館を筆頭に、ポルシェ、BMW、フォルクスワーゲン、アウディなどが思い浮かびます。日本からフランクフルト飛行場で降り立ちレンタカーをピックアップ、まずはシュツットガルトに向かい、ベンツ博物館とポルシェ博物館を制覇したうえで、インゴルシュタットのアウディ博物館を目指しました。フランクフルト飛行場からは車で約3時間半、もうすぐミュンヘンと言うインゴルシュタット市の郊外にそれはあります。シュツッツガルトからは2時間半の距離です。

<何となく印象の薄いアウディというブランド>

筆者にとってベンツ・ポルシェと比べると何となく印象が薄く感じるのがアウディ。ホルヒとかアウトウニオンとか戦前のブランドの方が先に立ってしまうせいか、アウディ、即「クワットロ」の連想に入ってしまいます。

<「アウディ」ブランドの成り立ち>

簡単に言えば、ホルヒ・アウデイ・DKW・ワンダラーの4ブランドが合体してアウトウニオンを形成、それにNSUがくっついて新生アウディとなり、それがフォルクスワーゲンの傘下に入ったという事になり、印象が薄いのも当然かもしれません。

<アウディ博物館>

博物館はアウディ関連の施設の中に位置しています。ベンツとかポルシェの博物館は建屋そのものも有名建築でしたが、アウディ博物館の説明でも建屋を強調するものは見つかりませんでした。

*中央の丸い建屋が博物館。

<目についた展示物>

*アウトウニオン成立の看板

<ワンダラー>

*ワンダラーの自転車展示と現代自転車のひな型をつくった英国のセーフティ・サイクル。

<DKW>

*DKWの二輪の歴史を飾る原動機付自転車とDKWモーターサイクル。

*DKWの四輪自動車

<旧アウデイ>

*Mモデル

<ホルヒ>

*ホルヒ930S

<アウトウニオン>

*アウトウニオンのヒルクライム・レーサー

*アウトウニオンのストリームライナー:この辺りはナチス・ヒットラーの記憶と重なります。

<新生アウデイ>

*新生アウディの目玉のクアットロのパワートレイン展示

*クアットロ・クワットロ・クワットロ

*WECレーシングカー:一時ディーゼルで早かった!

*アウデイ・アーバン・コンセプト

*アウディRSQコンセプト:ハリウッド映画に出ていました。

*展示タワー?

<考察>

筆者のブランド・イメージにたがわず、博物館も印象の薄いものでした。(ベンツとかポルシェ博物館の強烈な個性と比べての相対論ですが) 要はワンダラー・ホルヒ・アウデイ・DKW・NSUそれぞれの系譜を紹介したうえで、新生アウディを懸命にアピールしようとしている感じです。もっとチェコ国境に近いツバイカウにあるアウグスト・ホルヒ博物館とかネッカーズルムにあるNSU博物館と併せて見学すべきかもしれません。

現代のアウディにとってはブランド・イメージをどうまとめ上げたらよいのか? 特にプラットフォームなど共通するフォルクスワーゲンとの差別化を図るためにも歴史が欲しい、でも創立期は4ブランド、次はナチス・ドイツのイメージを持ったアウトウニオンだった! 博物館展示担当者にとって悩みの多いブランドかと思われます。

<本稿完>

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