ヨーロッパ、自動車博物館巡り10

自動車遊び 追求人  星埜 道夫

person in pursuit of the pleasure of the car

 

筆者紹介

星埜道夫

略歴

1948年7月生      横浜生まれ 本籍:東京都

0歳~5歳         東京都町田市在住

5歳~中2         埼玉県さいたま市在住

中3~高3        栃木県宇都宮高校在籍

1974年~2008年  トヨタ自動車株式会社在籍

               ・主に海外生産畑を担当、長く海外生活を送る

2008年~2016年  曙ブレーキ工業在籍

               ・研修インストラクターとして人材育成に活躍

2016年~         自動車遊びに専念

             (小型高性能車大好きフリーク)

趣味              読書、音楽鑑賞、自動車遊び、モノ作り

会社時代のキーワード   着眼大局・着手小局

ベンツ博物館見学記

<1>シュツットガルトの町

*参考情報:Wikipediaより抜粋

・シュツットガルトの町は「ネッカー川沿いにあり、シュヴァーベン地方北部とフランケン地方南西部であるヴュルテンベルク地方を境目とするドイツを代表する工業都市で、もっとも豊かな地域である。ダイムラーポルシェボッシュなどドイツを代表する世界的な企業の本社がおかれている。一方ではブドウなどの栽培も盛んであり、中央駅のそばには今もブドウ畑が残る。ワインも生産され、農業も盛んな田舎街の側面を併せ持つ。」

・シュトゥットガルト市の紋章は、ポルシェフェラーリの跳ね馬のデザインの元となっている。

・隣接するエスリンゲンルートヴィッヒスブルクフェルバッハヴァイブリンゲン、などのUバーンLRT:ライトレールトランジット、ほぼ専用軌道の路面電車)、Sバーン(都市近郊電車)が直通運転される近隣周辺都市を合わせて人口100万人を越えるシュトゥットガルト都市圏を形成する。中央駅正面から歩行者専用道路のケーニッヒストラーセが伸び、通りを進んでいくと左手に新宮殿、広場、旧宮殿、ラートハウス(市役所)、マルクトプラッツ(市場)、ブロイニンガーデパートなどが現われ、市の中心部となる。

トラバントがとてもクール!電車も綺麗!

<2>メルセデス・ベンツ自動車博物館

左右段違い方式の博物館建屋!建築学的にも蘊蓄の多い建物だそうですが、8層になっていて、それぞれテーマに沿った展示がなされています。

上層から順番に見て回ると最後に入口に戻ってくる「一方通行」方式。日本自動車博物館だと「見落とし」がないか心配になりますが、ベンツ博物館はその心配ない。但し途中下車がやり難いので、見学者の体力が問われてしまう問題も!

簡単に見学の流れを時系列で流してみると:

地上階(少し高い)入口で入場⇒入場料支払い⇒手荷物預かり⇒エレベーターで第8層へ

⇒層毎の見学⇒層間の階段状展示(歴史だとか、技術の進歩だとか、それぞれ小テーマあり)

⇒1階レストラン⇒お土産屋⇒手荷物引き取り⇒バイバイ

展示の内容はベンツ博物館のホームページ(https://www.mercedes-benz.com/en/classic/museum/)を見てください。自動翻訳すれば「変な日本語」ですが外国語を使わなくてもベンツ博物館が堪能できると思います。

また、デジタル見学も(https://data.system360gmbh.de/vrs_tour/mbm_museum/index_en.html)で可能です。新型コロナウィルスを考えると今後はデジタル拝観が主体になってしまうような気がします!日本自動車博物館は「実物」を押し出した新しい対応を必死に考えておられることでしょう!乞う検討!

次章以降は各層で筆者が興味をひかれた展示物の写真を並べていきます。博物館を紹介する意図はありません。博物館展示を知りたい場合にはインターネットを活用ください。

<3>レベル8 : 1886-1900年 

「自動車の歴史≒ベンツの歴史」そのもの! 自動車という製品の基本的なレイアウトも暗中模索だったんですね。

<4>レベル7 : 1900-1914年

初期の自動車は超超贅沢品だったんですね。

<5>レベル6 : 1914-1945年

この時期の展示物はヒットラー・ナチスが絶対に絡んでくるのにしっかりと説明され、且つ実物が残されているのには感心!日本の場合には太平洋戦争以前は忘れて1945年以降しか脚光を浴びせないものが多いけど。

<6>レベル5 : 1945-1982年戦後の奇跡 

戦後の復興関連の展示。私にとってはオリジナルの300SLしか目に入りませんでしたが!

<7>レベル6 : キャリアーのギャラリー

同じく300SL。この時期にフラットボトムを考えていたとは!

<8>レベル5 : ヘルパー ギャラリー

<9>レベル4 : 世界のセレブご愛用車

アデナイワー首相の車などに交じって、「ヒロヒト天皇」の御料車も!

<10>層間展示

ベンツのテストコースが覗ける!

<11>レベル1 : シルバーアロー

自動車レースでの圧倒的な存在感!

<12>レベル0 : レストラン、特別展示、場外のファンジオ銅像

グリーンサラダが美味しかった!

<第10話 完

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