自動車遊び 追求人 星埜 道夫
person in pursuit of the pleasure of the car
筆者紹介
星埜道夫
略歴
1948年7月生 横浜生まれ 本籍:東京都
0歳~5歳 東京都町田市在住
5歳~中2 埼玉県さいたま市在住
中3~高3 栃木県宇都宮高校在籍
1974年~2008年トヨタ自動車株式会社在籍
・主に海外生産畑を担当、長く海外生活を送る
2008年~2016年 曙ブレーキ工業在籍
・研修インストラクターとして人材育成に活躍
2016年~ 自動車遊びに専念
・(小型高性能車大好きフリーク)
趣味
読書、音楽鑑賞、自動車遊び、モノ作り
会社時代のキーワード
着眼大局・着手小局
ドニントン・パーク・グランプリ ・コ レクション
<ジム・ラッセル・レーシング・スクール>
ドニントン・パーク・サーキットと聞くと、1964年当時のカーグラフィックか何かに生沢徹の欧州滞在コラムが掲載されていて、彼が入学したジム・ラッセル・レーシング・スクールが思い出されます。
舟橋:ホンダS600/ヨタハチ、日本グランプリ:スカイラインGT/ポルシェ904式場壮吉など日本自動車レーシング草分けの時代のレジェンド達がテクニックを学ぶために入学したレーシングスクールです。
<ヒースロー飛行場から、M1・ミッドランド飛行場経由、ドニントン・パークへ>
ヒースロー飛行場から環状線・M1を経て2時間強、ミッドランド飛行場のすぐ横のドニントン・パーク・サーキットに併設されていたドニントン・パーク・グランプリ・コレクションにたどり着きます。
<ドニントン・パーク・サーキット概要>
歴史
1931年 : 最初のレースを主催したイギリスで最初の恒久的なレーストラック、現存のイギリス最古のサーキット。
1939年 : 第二次大戦中は軍用車の保管場所として使用
1977年 : 所有者が変わったことをきっかけにコースと施設の改修
それ以降 : F3000やF3選手権などのトップカテゴリーのレースが再び盛んに行われるようになった。1993年にはF1ヨーロッパGPが開催
2009年 : 2月24日、サーキットは閉鎖、2010年8月にサーキットを再オープン。
現在 : イギリスツーリングカー選手権(BTCC)・スーパーバイク世界選手権・世界ツーリングカー選手権(WTCC)など多くの国際格式レースの他、
トラックレースやジュニア・フォーミュラなどの地方選手権レースが行われている。
サーキットのオーナーのトムウィートクロフトさんの個人的な収集をスタートラインに、F1に焦点を当て、サーキット直結の博物館として「F1カーの世界一のコレクション」を特徴とした楽しい博物館です。F1中心である英国の地の利を生かしてVanwall・MacLaren・Williamsを前面に出しているなどイギリスならではの博物館になっています。後継者の息子さんは軍用車に興味を移したため展示の2/5は軍用車と古い二輪車になっています。
オーナーの後退とともに博物館の位置づけが不明確になり、結局2018年11月に閉鎖になってしまったとのことです。ラスベガスのハーラーズ・コレクションと言いドニントン・パーク・コレクションと言い、骨格がオーナーの個人的な趣味で構築されている
展示概要
*トムウィートクロフトは彼自身の個人的な車両コレクションに基づいてドニントングランプリコレクションを結成。オープン当時は約130台を5つのテーマに分け展示。
1)レーシングカー
1-1:ヴァンウォール車コレクション
1-2:マクラーレン F1 コレクション
1-3:ウィリアムス F1 コレクション
1-4:その他のF1 コレクション
2)時代を象徴する車
3)有名レーサーたちのヘルメット コレクション
4)二輪車 コレクション
5)軍用車 コレクション
<1-1:ヴァンウォール車コレクション>
Wikipedia抜粋
ヴァンウォールは、1950年代にF1で活躍したモーターレーシングチームおよびレーシングカーコンストラクター。Tony Vandervellによって設立された。
Vanwallの名前は、チームオーナーの名前と、ロンドンのActonにあるVandervell Products工場で製造されたThinwallベアリングの名前を組合わせ。
ヴァンウォールは元々、チャンピオンシップ以外のレースでフェラーリの改造車で参戦していたが、1954年のF1シーズンに最初のレーシングカーを製造開始。
チームは、スターリングモスとトニーブルックスにより、1957年の英国グランプリで最初のレース優勝を達成。
1961年にレースを終えました。
<1-2:マクラーレン F1 コレクション>
<1-3:ウイリアムス F1 コレクション>
<1-4:そのほかのF1 コレクション>
<2) その他の車 コレクション>
<アルトン・セナのレーシング・カート>
<3)ヘルメット・コレクション>
<4)二輪車 コレクション>
<5)軍用車 コレクション>
<付録>
博物館の入り口にはスピットファイヤーが約2000ポンドで売りに出ていました。多分、同博物館に同居しているSuper Car Clubの会員が売りに出したのではないかと思います。「IDEAL PROJECT」とありますので「レストア・ベース」かと思います。国中に手ごろな旧車が出回っている、いい感じですね!
<本稿完>