ヨーロッパ、自動車博物館巡り14

自動車遊び 追求人  星埜 道夫

person in pursuit of the pleasure of the car

 

筆者紹介

星埜道夫

略歴

1948年7月生      横浜生まれ 本籍:東京都

0歳~5歳         東京都町田市在住

5歳~中2         埼玉県さいたま市在住

中3~高3        栃木県宇都宮高校在籍

1974年~2008年トヨタ自動車株式会社在籍      

        ・主に海外生産畑を担当、長く海外生活を送る

2008年~2016年  曙ブレーキ工業在籍

        ・研修インストラクターとして人材育成に活躍

2016年~     自動車遊びに専念

        ・(小型高性能車大好きフリーク)

趣味          

   読書、音楽鑑賞、自動車遊び、モノ作り

会社時代のキーワード 

 着眼大局・着手小局

レース・レトロ 3-3 完結編

私の大好きな英国レース・レトロを三回に分けてご紹介します。

第一回(21年2月) : 会場の環境とか入場前の雰囲気。

第二回(21年3月末) : 会場建屋内の各種展示。

第三回(21年4月末) : 会場前の公園のサービスロードを使ったラリー・ステージ走行会。

今回は三回目、会場前の公園のサービスロードを使ったラリー・ステージ走行会。ある意味、この催しで一番ダイナミックなショーになります。

<復習:レース・レトロ概要>

<公園内サービスロードを使ったスペシャルステージ>

公園内にめぐらされたサービスロード(一応スペシャルコースとなっていますが、日本の一般的なゴルフ場のカート道を少し広げたような狭いコースです。こんなコースでも十分にレース出来てしまう。日本にも気楽に走れる管便コースがあるとよいのですが。

<スタート付近>

タイムアタックの他に、チャリティ目的での同乗試乗(£40/回・人くらい)もやってました。杖を突いたゆっくるとしか歩かない老紳士がレーシング・スーツとヘルメットで武装してパッセンジャーシートに収まっていました。日本だと「心臓発作」か何かを心配して主催者からは敬遠されかねない行事だと思いました。やっぱりジョン・ブルの「Your Own Risk」がこんなところにも表れているのでしょう。

<観客席近くのストレート>

簡単な仕切りの向こうをラリーカーが全力で走り抜ける。すごい迫力!こんな簡単な安全対策でOKなのははしり法も・見るほうも「My Own Risk」を徹底しているからだと思います。どこかの国の様に「騒いで立ち入った輩まで保証騒ぎになってしまうと、イベントの開催も大変だし、入場料を相当に取らないと間尺が合わなくなる。“自動車文化“もこのレベルまで寝付かないとダメですね。

Sunbeam and Ford on attack

Triumph and Porsche on attack

<Go! Go! Go! Go!>

レース・レトロのエキジビションなど何のその、皆さん全力でスペシャル・サーキットを走り回ります。中にはヘイ・スタック(藁包)に突っ込んだり、スピンをしたり!

Ford on attack

Another Ford on attack

Orange Porsche on attack

Subaru on faint motion

(アクセル・オフで左にステアリング、追加でブレーキングすると右前輪荷重でボディ上体が右前にかぶさった状態に持ち込み、アッペックスで一挙に右にステアリングを切り、同時に四輪フルアクスル、そうすると車の向きがくるっと変わり、且つ反動で四輪に荷重がかかりグリップを安定させる様に見える技。スバル・三菱・アウディ運転手が使ってました。)

Cellica on attack!Amburance and Sweeper Truck is stand-by. (「私をスキーに連れてって」のセリカです。)

Short Quattro in faint motion

<競技終了解散>

Ready to go back to home!

<参加車の仕上がりレベル>

参加車の仕上がりレベルはとても高く、何より頼りになりそうな消火器がしっかりと据えられていました。

こちらはビッグ・クワトロ。消火器は大型固定で消化液をデリバーするパイプが仕掛けられています。

<英国らしさ>

ショーが終わってMaidwellの定宿に向かいました。高速道路を避けてさまよっていると 中世風のStamford町を通過。イギリスらしさを再確認した次第です。

中でもThe George of Stamfordは結構有名な四つ星ホテルだそうです。

                               本稿完

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