ヨーロッパ、自動車博物館巡り

自動車遊び 追求人  星埜 通夫

person in pursuit of the pleasure of the car

【はじめに】

動きのある生きた博物館

 *クラシック・レミーズ・デュッセルドルフ

 *クラシック・シュタット・フランクフルト

動的保存を旗印に掲げている博物館はたくさんありますが、実際に見学してみると「やっぱり止まっている」とがっかりしてしまうのが常ですが、ドイツデュッセルドルフとフランクフルトにある施設は、博物館としては物足りないものの「車が生きてそこに居る」感一杯でした。日本自動車博物館もこんな形の運営が出来たらいいなと思いました。

ベルリンなどにも同じような施設があるようですが、デュッセルドルフとフランクフルトの施設をご紹介します。

1、クラシック・レミーズ・デュセルドルフ

<特徴>

*クラシックカー/コレクターズカー・センター

 +展示・売買エリア

 +ガラス・ガレージ

 +旧車関連ショップ

 +サービス・ショップ

 +イベント・エリア

 +レストランの集合体。

*歴史ある機関車用円形工場の建屋を活用。

*2003年ベルリン、2006年デュッセルドルフ開始。

*年中無休

*レミーズとは「馬車置き場」の意味

<展示売買エリア>


ドイツのクラッシックカー保護政策と厳格な車検故か、展示車両は整備もしっかりしていてこのまま走り出しても全く問題なさそうなハイレベル。

<レストア・サービスショップエリア>


足回り部品など新品に見える部品が使われています。
 

<貸しガレージエリア>


月数万円で借りられ、出し入れ場自由らしい。オーナーが自宅のガレージにしまい込んでしまうのではなく、見学者が自由に見ることが出来るので、旧車ファン育成にも役立つし、オーナーの「見せたがり」要求も満たされている。これ羨ましい!

<二輪エリア>


AJSが沢山!二輪ファンが見たらうれしくて仕方ない風景でしょう!

<レストラン・バックヤード>


話は横道に入ってしまいますが、真ん中のジャガーEタイプのエンジンフードではないですが、ミニ・MG等の旧英国車は新品のボディーパネルが入手可能!部品集めに苦労している日本車レストアラーとは別世界。

2、クラシック・シュタット・フランクフルト

*クラシックカー/コレクターズカー・センター

+旧車・希少車ディーラー

+ガラス張りレストア工房10社以上

+関連商品の展示と小売りショップ

+イベント・エリア

+レストランWerkKantin

*47以上の会社が本社の本拠地

*歴史農業機械工場のコの字型建屋を活用。

*2010年開始。

*月~土 10:00~20:00、日 10:00~18:00

*デュッセルドルフに比べるとディーラーエリアの占める面積が大きいようです。

<ディーラーエリア>


地上階には建屋外側にショーウィンドーを配したディーラー・レストアショップが並んでいます。

建屋内側の廊下に向けて各ディーラーの商品者がさりげなく止まっていました。
 
<レストアショップエリア>

<レストラン・アメニティショップエリア>

このレストランは美味しかった!

<イベントエリア・レコードショップ・オーディオショップ>

本稿完

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