世界自動車博物館巡り 38

自動車遊び 追求人  星埜 道夫

person in pursuit of the pleasure of the car

筆者紹介

星埜道夫

略歴

1948年7月生      横浜生まれ 本籍:東京都

0歳~5歳         東京都町田市在住

5歳~中2         埼玉県さいたま市在住

中3~高3        栃木県宇都宮高校在籍

1974年~2008年トヨタ自動車株式会社在籍      

        ・主に海外生産畑を担当、長く海外生活を送る

2008年~2016年  曙ブレーキ工業在籍

        ・研修インストラクターとして人材育成に活躍

2016年~     自動車遊びに専念

        ・(小型高性能車大好きフリーク)

趣味          

   読書、音楽鑑賞、自動車遊び、モノ作り

会社時代のキーワード 

 着眼大局・着手小局

BMW自動車博物館訪問記

<ミュンヘン>

日本からの直行便でミュンヘン到着、早速予約したBudgetレンタカーの窓口に行きレンタカーを受領、飛行場からさほど離れていないホテルにチェックイン、晩飯を食いに出たら何と「東独のトラバントが!」

*ミュンヘン市内

*宿泊ホテルからの景色

*トラバント!

<ドイツ自動車博物館めぐりに交通の便の良いミュンヘン>

市内にあるBMW博物館はもとより、Audi博物館、そして足を延ばせばシュツットガルトのPorscheやBenzの見学にも便利です。「ミュンヘン・札幌・ミルウオーキー」ビールもうまいはずです。

<BMW 博物館>

オリンピック記念公園の近くのBMW地区にはBMW本社・工場・博物館・展示/配車センターが位置しています。

*博物館の建物も曰く因縁が沢山あるようです。こう見ると便器の断面みたいですが、もともとは右側の茶碗上の建物だったものに、水平部分を追加したそうです。機械屋としては二輪にも興味が沢山あるのですが、自動車遊び人の立場を通して二輪は小さく触れてみました。

<筆者の気になる車たち>

*328カム理論レーシングサルーン、空力の対価のカム博士が編み出した空力理論に基づきBMW328のシャシーに架装した試作車。カムテールとかコーダトロンカとか呼ばれていましたっけ!

*BMW 700 クーペ:プリンススカイラインスポーツと同じミケッロティでデザイン、二輪用の水平対向二気筒エンジン。日野コンテッサ900にも似ています。

*BMW 507

*BMW328

*BMW 315/1

*BMW 3/15PS

*BMW Isetta BMW2002 Ti

*BMW 2002Ti / BMW M1 / BMW M3、今や伝説のMスペックもこの辺りが出発点かな?

<BMW Welt/World>

北物館のすぐ横には BMW販売モデルの展示施設 兼 特別顧客車両受取施設であるBMW Worldがあります。引き取り希望の顧客は施設内周回路をぐるっと回って受け取ることが出来るんだそうです。ロールスロイスをなめるように見させてもらい大満足!

<考察>

BMWと言えば「とにかく早く」のポリシーの下、高性能車つくりに特化した会社に思えますが、ミュンヘンのBMW博物館はバランスの取れた総合力のアピールを目指しているような個人的な感想でした。「自動車のフォーマット・カルチャーはベンツがつくったんだ!」と主張するベンツ博物館を見た後だったせいか、なんとなくピントが合っていないような感じをさせるBMW博物館でした。あくまでも個人的な感想ですが。

<本稿完>

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