「海外ヒストリックラリー参戦プロジェクト【Team 一心】の軌跡」            

筆者紹介

東駿吾

東京大学 × ホンダテクニカルカレッジ関東 
海外ヒストリックラリー参戦プロジェクト2021 ・ Team 一心  広報部門長
東京大学大学院新領域創成科学研究科海洋技術環境学専攻

1、 はじめに

初めまして、Team 一心です。我々は、海外ヒストリックラリー参戦プロジェクトという、東京大学とホンダテクニカルカレッジ関東の学生が海外で開催されるラリー競技への参戦を通じて成長するという、ものづくり教育、国際化教育の側面を持つ学生プロジェクトです。そして、授業として開講されており、我々は2020年度の授業として結成されたチームになります。毎年新年度になるとメンバーを一新し、新しいチームが発足します。2021年度は日本自動車博物館が所有するトヨタ・セリカを新たにラリー車に改造して競技に出場するということで、今回、昨年度の活動を知ってもらおうと、Team 一心が寄稿します。今後、チームの部門紹介、活動紹介をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

2、チームロゴ

まず今回は、チーム名、ロゴマークの意味を紹介したいと思います。名称には、プロジェクトを通じて多くの人々が心を一つにするという意味が込められています。

ログマークは7つのハテナマークでできた車輪が「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」をたなびかせて進んでいく様子を表しています。

『幸福の黄色いハンカチ』とは、山田洋次監督により1977年に公開された映画です。ある理由から刑期を終えた男が妻に「もし、まだ1人暮らしで俺を待っててくれるなら…鯉のぼりの竿に黄色いハンカチをぶら下げておいてくれ。」との手紙を書いたことからドラマが始まります。 この映画でキーとなる「黄色いハンカチ」と私達がレストアしましたシャレードが同じ色をしていることから、どんな状況にも負けず多くのラリー参戦し、技術力、精神を鍛え、成長する姿を様々な人にみていただくことで、活気を与え「幸福」を届けたい。という強い思いがこもっておりま す。

輪のもととなっていますハテナマークは車名のCHARADEの和訳から、それは“謎解き”です。 ハテナマークはこのプロジェクトを通じ、未知のものに挑む私たちの様子を表しております。

・7という数字はラッキーセブンというように「幸福」の意味がある。

・また私たちの活動期間であるレストア開始からーラリー出場までは「7ヶ月」。

・弊プロジェクトに必要不可欠な以下の7つを表す。

1. 学生

2. 車両

3. 選手(ドライバー・コドライバー)

4. スポンサー様

5. 応援して下さるサポーター様

6. 指導教員

7. どんな状況にも負けない一つの心

一つだけある赤色の車輪は、私たち学生の若さゆえの熱血さそして未熟さを表しています。決して完璧な車輪ではありません。しかしTeam 一心はこれら「7つ」が一つになることで、黄色をまとい、心が揺さぶられる幸せを与えるべく進んで行きます。

以上がチーム名、ロゴマークに込められた意味になります。これからも記事を投稿していくので、よろしくお願いいたします。

                           次号に続く

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