「海外ヒストリックラリー参戦プロジェクト【Team 一心】の軌跡」 2           

筆者紹介

東駿吾

東京大学 × ホンダテクニカルカレッジ関東 
海外ヒストリックラリー参戦プロジェクト2021 ・ Team 一心  広報部門長
東京大学大学院新領域創成科学研究科海洋技術環境学専攻

1、 はじめに

初めまして、Team 一心です。我々は、海外ヒストリックラリー参戦プロジェクトという、東京大学とホンダテクニカルカレッジ関東の学生が海外で開催されるラリー競技への参戦を通じて成長するという、ものづくり教育、国際化教育の側面を持つ学生プロジェクトです。そして、授業として開講されており、我々は2020年度の授業として結成されたチームになります。毎年新年度になるとメンバーを一新し、新しいチームが発足します。2021年度は日本自動車博物館が所有するトヨタ・セリカを新たにラリー車に改造して競技に出場するということで、今回、昨年度の活動を知ってもらおうと、Team 一心が寄稿します。今後、チームの部門紹介、活動紹介をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

2、 Team 一心 の1年

こんにちは、Team 一心の東です。Team 一心は現在、活動報告書の作成を行っています。報告書が完成すると、お世話になった方々へお渡しし、次期プロジェクトへの引継ぎを済ませると、チームの活動は終了となります。さて、今回は、Team 一心の1年間の活動を振り返りたいと思います。

2020/06
チームのキックオフミーティングを実施し、正式にTeam 一心が発足、ホームページも立ち上げました。

2020/07
東大メンバーが「ラリー丹後」のオフィシャルを経験しました。

2020/08
学生によるシャレードのレストアが本格化しました。

2020/09
レストアを進めていきます。レストアの様子はチームHPのブログでも紹介しています。(https://teamisshin.com/blog)
また、レビンの継続車検を取得しました。

シャレードにロールバーを取り付けました

2020/10
車検取得+八子ヶ峰ラリー出場
八子ヶ峰ラリーには、学生はオフィシャルとして参加しました。
また、経年劣化が激しいレビンの鈑金修理を開始しました。

八子 ヶ 峰ラリーの様子
レビンの修復作業 (痛みが激しい)

2020/11
THE 銀座 RUNというクラシックカーイベントに出展しました。
また、レビンのテスト走行を実施しました。
情勢を鑑み、海外渡航断念を決定します。

銀座の片隅で出番待ち

2020/12
例年実施している和装の講習を東大メンバー向けに実施しました。また、国内で実施する活動についても引き続き議論を続けました。

2021/01
緊急事態宣言が発令されましたが、東大ではラリーのサービス練習などの活動を実施しました。

2021/02
ラリードライバーの篠塚建次郎氏によるスノードライビングスクールを実施しました。

2021/03
新城ラリーへの参戦及び、富士スピードウェイでは走行性能計測を実施しました。

新城ラリー ピットの風景

以上が1年間の流れになります。東大側からみたものになりますので、ホンダテクニカルカレッジ関東での活動が見えにくいものになっていますが、我々がどのような活動をしてきたかがわかると思います。

                           次号に続く

関連記事一覧

PAGE TOP