自動車遊び 追求人 星埜 道夫
person in pursuit of the pleasure of the car
筆者紹介
星埜道夫
略歴
1948年7月生 横浜生まれ 本籍:東京都
0歳~5歳 東京都町田市在住
5歳~中2 埼玉県さいたま市在住
中3~高3 栃木県宇都宮高校在籍
1974年~2008年トヨタ自動車株式会社在籍
・主に海外生産畑を担当、長く海外生活を送る
2008年~2016年 曙ブレーキ工業在籍
・研修インストラクターとして人材育成に活躍
2016年~ 自動車遊びに専念
・(小型高性能車大好きフリーク)
趣味
読書、音楽鑑賞、自動車遊び、モノ作り
会社時代のキーワード
着眼大局・着手小局
ヘンリー・フォード博物館
<デトロイト>
昨夜はデトロイト郊外のモーテル泊。自動車産業の首都と言う感じで自動車好きにはデトロイトは特別な町ですね。久しぶりの週末と言うことでフォード博物館を見に行くことにしました。
<晴れた日にはGMが見える>
モーテルから博物館への道順を調べていると、1980年代後半に出版された映画バック・ツー・ザ・フューチャーで有名なデロリアンのことを書いたと言われる「晴れた日にはGMが見える」と言う本を思い出しました。
博物館に行く前にGMの本社屋を覗いてみようと行ってみました。かつて隆盛を極めたデトロイトは米国自動車産業の衰退により何となく寂しい街になっていました。ちょっと残念。
それでもルネッサンス・センターを眺め感激でした。晴れていたから当たり前?
<グリーン・フィールド・ビレッジ>
GMルネッサンス・センターから約20km。博物館はグリーン・フィールド・ビレッジと言うフォードのテーマパークの中に位置しており、すぐ先にはフォードのリバー・ルージュ工場が位置しています。ビレッジ内には蒸気機関車がめぐり、ヘンリー・フォードの生家やエジソンの研究室など興味深いアトラクションが沢山あるようですが、私は自動車に集中。
<フォード博物館>
米国らしくスペースをたっぷりとった巨大な建物の中に入り切れないくらいの文化財が詰まっています。最近「Henry Ford Museum of American Innovation」と改名されたようですが細かいものも入れて全22グループに分けて展示されています
公式な案内はhttps://www.thehenryford.org>visitなどを見て頂くとして、私の方は自分の偏見と独断と無知で勝手なレポートをしてみます。
<自動車殿堂>
自動車好きの日本人として、まずは自動車殿堂、自動車文化の偉人たち、とくに本田宗一郎さんと豊田喜一さんに敬意を表しました。トヨタ生産方式の育ての親と言われる大野耐一さんも「ヘンリー・フォードが長生きしたらトヨタ生産方式を凌駕していただろう」と言わしめたヘンリー・フォードさんにも感謝!
<歴史もの展示>
鉄砲から印刷機・電話・台所オーブンなどとにかくアメリカの建国の歴史を支えたありとあらゆるものが展示されています。「西部劇の時代からアメリカ人の標準的な生活は変わっていないな」と思った次第。それにしても「ちょんまげ・草鞋」の生活から西洋式の生活に百年程度で切り替えた日本民族の柔軟性は驚き!
<事件現場に居合わせた乗り物>
J.F.ケネディが暗殺されたリンカーンや、米国公民権運動の口火を切ったローザ・パークスさんが白人に座席を譲るのを断ったバス、銀行強盗を繰り返したボニーとクライトが射殺されたFordV8(多分レプリカ)、そしてレーガン大統領の暗殺未遂の横にあったはずのレーガン大統領専用車のリンカーン。近代史の象徴!
<空の英雄>
フォード車は飛行機も造ってました。
<農業機器>
フォードはトラクターメーカーでもあります。それにしてもコンバインのでかい事!
<レーシングカー>
フォードはレーシング・カーの世界でも有名です。レーシングカーは「Driving America」コーナーに交じって展示されていました。
<一見の価値>
細かくは公式サイトなどを見て頂くとして、筆者が感動した展示を数例!これだけでも博物館に行ってよかったと感激している次第。
・・・・・世界最大と思われる蒸気機関車!動輪のデカさだけでも感激!
・・・・・昔、工場で実際に稼働していた発電機と蒸気エンジン、とにかくデカい
・・・・・農業機械もデカいー
<リバー・ルージュ工場>
最後にリーバー・ルージュ工場も覗いてみました。
本稿完