世界自動車博物館巡り 24(グッドウッド・リバイバル1)

自動車遊び 追求人  星埜 道夫

person in pursuit of the pleasure of the car

筆者紹介

星埜道夫

略歴

1948年7月生      横浜生まれ 本籍:東京都

0歳~5歳         東京都町田市在住

5歳~中2         埼玉県さいたま市在住

中3~高3        栃木県宇都宮高校在籍

1974年~2008年トヨタ自動車株式会社在籍      

        ・主に海外生産畑を担当、長く海外生活を送る

2008年~2016年  曙ブレーキ工業在籍

        ・研修インストラクターとして人材育成に活躍

2016年~     自動車遊びに専念

        ・(小型高性能車大好きフリーク)

趣味          

   読書、音楽鑑賞、自動車遊び、モノ作り

会社時代のキーワード 

 着眼大局・着手小局

<グッドウッド・リバイバル>

グッドウッドといえば毎年初夏に開かれるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードが有名ですが、秋にはグッドウッド・リバイバルも開かれています。フェスティバル・オブ・スピードを見学しようと思うと、飛行機の手配とか入場券の購入とか前年末から当年始にはいろいろな手配を始めなくてはいけないのですが、生来の面倒くさがり屋の性格が災いし手配する気分になった時には「Sold Out!」結果として少し手配に余裕のあるグッドウッド・リバイバルに出かけることになりました。

<前泊ピータースフィールドから>

前泊はロンドン市内から90分、ヒースロー空港から70分ほどのピータースフィールドのB&B(Bed &Breakfast朝食つき)から車で30分ほどのグッドウッド・リバイバルの開かれるグッドウッド・サーキットに向かいます。典型的な英国の地方道!慣れない土地故、制限速度を守ってレンタカーを走らせていると、好き者風のMGBが後ろから煽り運転!「これは良い道案内」と早速先に行かせ、ついていきました。レンタカーのFiat500の加速ではなかなか連いていくのが大変!(面白い!)

<駐車場>

案内標識に従い駐車場に入ります。英国の素晴らしいところは、近隣の牧場地を開放して臨時駐車場として使えること。たぶん牧場所有者にはそれなりのレンタ費が支払われているのだと思いますが、駐車場待ちで長蛇の列ができるのが普通の、日乃本の国とは大違い。今日はグッドウッド・リバイバル開催前日、準備の日なので駐車自由、入場自由。

<グッドウッド・サーキット>

今回の入場チケットに関しては金曜日から日曜日までの通し券を日本からインターネットで予約・購入していましたが、チケット料金の条件がよくわからないので、まずは主催者オフィスを訪ね「このチケットを買ったが、何が含まれているのか分からないので、教えてください。」とお伺い。妙齢のボランティアのご婦人が「スポンサー席を除いて駐車場・レース見学席がみな入れますよ!」親切に案内してもらいました。オフィス内を見回すと「グッドウッド・リバイバル」のステッカーが積んであったので、「これ貰えませんか?」彼女からみると「東洋のバコウド(馬鹿な若人)」からの変な要望に面倒くさいと思ったか、「シュアー!」と三枚分けてくれました。

会場は、サーキットを核に、ピット・パドック・エリア、飛行場(舗装ではなく草地)、催し物テント群が並んでいます。開催前日ということで、会場内はそこかしこで積車から車を下ろしたり、なんとなくのんびりした雰囲気です。

パドック脇には、子供用のペダルカー置き場がしつらえてあり、クラシックカー風のペダルカーが待機始めていました。

主催者の催事場、旧車デーラー、レストア屋・部品屋のブースいろいろ準備中でした。

二輪車関係の雰囲気。二輪車ブースにいた人たちの雰囲気は車に比べると“庶民的”に感じられました。

もちろんオークションも開かれています。

<気になった車の写真>

例によって独断偏見の「気になった車」写真です。

外見は50年代のファミリーカー!でも中身を覗くと「本格的なレーシング仕様!」背の高いエンジンルームの底に沈められたタコ足エンジン!

お金をしっかりとかけた綺麗なレーシングチューン!

ロータスのアルミモノコックがよく分かります。

今年のテーマモデルのFordGT40も!

<ポーツマス>

会場内を一日うろついた後、宿泊地のポーツマスへ!車で三十分くらい。世界で最も古い軍港として有名な街の郊外の安宿に向かいました。

これから3回(本編を入れると全4回)にわたってグッドウッド・リバイバルのレポートをお届けします。今回は現地の雰囲気を感じていただければ幸いです。

                       <本稿完>

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